
お願い出来るかな?」「わかりました!
失礼します」恐る恐る手を伸ばして、リコが賢者を抱えている部分に手を入れる
「じゃあ、リリィちゃん、いいかしら?私は手を離すから、自分の力で賢者殿を支えてみてね」リコが優しく語りかけるも、少女は緊張してカクカクと顔を縦にふるぐらいで余裕がないのがよくわかった
「じゃあ、せーの」そう言って一気に手を引き抜いた
「うわっ」とよろめき、「よいしょっと!」と、声を出してウサギの賢者が手を伸ばして、丁度、リリィの首にぶら下がった形となった
軽くよろめきながらも、それから慌ててリリィも手を伸ばして、ウサギの賢者を「抱っこ」した
あなたも好きかも:パチンコ 主婦「どう?リリィ?」よろめく同僚を心配してアルスが声をかける
「賢者さまは、も、モフモフでフワフワしてて暖かいです!」緊張し過ぎた少女からの「ウサギの賢者の抱き心地」に関する感想に、アルスは苦笑し、ライはニャーと一言もらし、リコはウサギの賢者を抱きしめなかった事を密かに後悔した
「う~ん
リリィが動き回るのには、ワシ、重たいみたいだねぇ」抱えられているウサギの賢者自身が、そう自分で判断して指をパチリと弾く
「うわあ!?」リリィが今度は驚きの声をあげる
「どうだい、軽くなったろう」賢者からの質問に、リリィは再び激しく頭を降った
あなたも好きかも:アリア スロット「凄く軽くなりました
ホントに綿だけのぬいぐるみみたいです」ウサギの賢者を抱えたまま、リリィはジャンプしたりターンしたりしてもまだ不思議そうにしている